ラジオ高崎Musique Sans Frontiereの7月三週放送の番組内コーナーのため、中東の食材写真を投稿します。
今回は先日のThe Herbsmen in Turkiyeの取材からオスマン宮廷料理編です。
14世紀から20世紀初頭まで存続したユーラシア最大の帝国、オスマン帝国。15世紀には東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル(現在のイスタンブル)を陥落させ、アナトリア半島を領土としました。その後17世紀にには、西はモロッコから、東はアゼルバイジャン、南はイエメン、エリトリア、北はハンガリーやウクライナまで領土を広げました。
そのため、イスタンブルには領土全域からの料理がもたらされ、オスマン料理と言われました。そして、それがスルタンの宮廷で、スルタン付きの医師兼調理人によって整備されたのがオスマン宮廷料理です。
要は、江戸の将軍時代で言えば目黒のサンマやインド・ムガル帝国のカコーリーカバーブのようなもので、美味いのと同時にスルタンの長寿健康のための料理とされました。
イスタンブルには当時記されたレシピを元に、オスマン宮廷料理を再現するレストランがいくつかあります。サラームが以前お気に入りだった店で働いていたネジャーティシェフが独立して、スルタンアフメト地区に開いたのがDeraliyeです。
この日の朝からの写真も追加します。