中東のお菓子:小麦粉&焼き菓子編

ラジオ高崎で放送中のMusique Sans Frontieres。2021年7月第一週の放送内の料理コーナーのために料理写真をこちらに投稿します。

今月は中東のお菓子について。

こちらは小麦粉などの粉を使って焼いたお菓子編です。

バクラワ

オスマン帝国から西はモロッコまで広まったパイ状の焼き菓子。トルコ料理に様々な形で用いられる小麦粉生地ユフカの、更にバクラワ専用にごくごく薄く延ばしたものを数枚重ね、ピスタチオやくるみを敷き、それを交互に繰り返していき、一口サイズに切り目を入れ、バターをたっぷりのせてオーブンで焼く。焼き上がったら濃い糖蜜をたっぷり注ぎ、生地に吸わせる。口の中でホロホロと溶けるような薄いユフカ生地とナッツ、糖蜜の甘さからなる中東お菓子の王者。

中東お菓子 バクラヴァ

僕は甘いものがあまり得意ではないし、中東にいると常に料理を食べすぎていて、甘いものまでたどり着けないため、バクラワの写真があまり残っていないが、俵型、ひし形、円筒形など様々な形のバクラワが存在する。

カトメル

トルコ東部のお菓子。バクラワ用の生地ユフカにクロテッドクリームとピスタチオのパウダーをたっぷり挟み、たっぷりのバターで焼いて砂糖を散らしたもの。甘すぎず美味いがこれまた高カロリー!

カダイフ

小麦粉の極細パスタ「カダイフ」を使うお菓子も多い。写真はクシュ・ギョズゥ、鳥の目と呼ばれるもので、鳥の巣状に円筒形に巻いたカダイフの生地にナッツを詰めてオーブンで焼き、糖蜜に浸したもの。カダイフは近年はフランス料理などにもフライの生地として用いられる。

クナーフェ、キュネフェ

こちらもカダイフを使ったお菓子。バターやレモン汁を浸したカダイフを耐熱皿に敷き詰め、塩気の少ないチーズをのせ、さらに上からカダイフで蓋をして、オーブンで焼き、糖蜜をたっぷりかけたもの。トルコのお店では注文してから、お皿をオーブンに入れて焼いてくれるのでアツアツで出てきた。

イスラエルでは大きなお盆で一度に大量に焼き、切り分けてサーブされた。


中のチーズはトロトロでミルキー、周りのカダイフがサクサクで甘く、上のピスタチオが香り良く、クナーフェは甘いものが苦手な僕でも、滞在中一度は食べたくなるのだが、一皿が巨大なのと、胃に重いので、食べるのはどうしても慎重になる。

マジパン

マジパンはヨーロッパのお菓子と思われがちだが、元々はアーモンドと砂糖が安定供給されていた中東で生まれたもの。トルコではマジパンを加工して作る果物や人形専門の職人もいるほど。