中東の魚介料理:トルコ・イスタンブル編

ラジオ高崎で放送中のMusique Sans Frontieres。2021年8月第3週の放送内の料理コーナーのために料理写真をこちらに投稿します。

と思ったけど、30年以上通い続けている国トルコの魚介料理を一回では紹介しきれないので、何回かに分けます。

まずはイスタンブルの魚屋で売られている魚介を紹介しよう。

イスタンブルは金角湾、マルマラ海、そしてボスポラス海峡に囲まれた港町。新市街と旧市街をつなぐガラタ橋の上には平日の昼間から釣り糸を垂らす暇なおっさんたちがその数100人以上!

カラキョイやカドゥキョイ、ベシクタシュの魚市場に行けば、カタクチイワシ、豆鯵、スズキ、ボラ、タイ、カツオ、鮪、甘海老、ヒメジ、鮭、タチウオ、イボガレイなどなどなどがずらりと並んでいる。活きの良さを示すため真っ赤なエラを裏返しにされていたり、カタクチイワシや豆鯵は大きなたらいの中で泳いでいたりもする。

イスタンブルの魚料理と言えば日本ではサバサンドが有名だが、そののサバは残念ながらノルウェー産の冷凍もの。乱獲されてもう地元では捕れないそう。

長さ40cm以上の巨大なオヒョウは皮膚病にかかっているのではなく、元々イボガレイという種類の魚。1990年代には60cm級のものも見かけたが、こちらも乱獲されて年々小さいものしか捕れなくなっているそうだ。

イボカレイ kalkan

僕が一番好きなのはカタクチイワシ。日本では煮干しに加工されてしまいなかなか生のものが手に入らないが、手開きにして粉を振ったフライは最高に美味い!

鯛や鱸など大きめの魚は丸ごとグリルにしてもらう。

タチウオや鱸はケバブにしたり紙焼きでも美味い。

外国人客が多いお店ではこうしてトルコ語、英語、ドイツ語、スペイン語でメニューの対訳が並んでいるので、トルコ語で魚の名前を知らなくても頼みやすい!

居酒屋メイハネで出される魚料理は次回!


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