中東粉ものお菓子

ラジオ高崎Musique Sans Frontiereの小特集のためにこれまでに撮影した中東の粉ものお菓子の写真を投稿します。

中東ではお酒が飲めない国が多いため、甘いもの、お菓子には目がない人が多い。エジプトのカイロでは、お菓子屋に真っ昼間から親父たちが集まって、お気に入りのお菓子をキロ単位で爆買しているところを目にしました。オスマン帝国の宮廷では砂糖の支出が一番多かったそうです。

逆に僕はお菓子にはあまり興味がない、というよりメインディッシュまでしっかり食べすぎて、お菓子までたどり着けないので、あまり良い写真がないですねえ……。

クナーフェ(クナーファ)

カダイフの下にカッテージチーズやクロテッドクリームを敷き、層にして焼いたもの。

カダイフ 

小麦粉を一番細いスパゲッティーよりも細くした乾麺。長さは短く、鳥の巣状態にしたものに、砂糖水やピスタチオ、ナッツなどをあえて、オーブンで焼きます。
カダイフや最近はフランス料理でフライの衣代わりにも用いられることが増えている。

バクラヴァ

カダイフやパートフィロ、紙のように薄く伸ばした小麦粉生地をバターを塗りながら何層にも重ね、フィリングにはピスタチオ、ピーナッツ、ピーカンナッツ、デーツ、シロップにはレモンの果汁やローズウォーターなどを入れて焼いたものはバクラヴァ。これはオスマン帝国の領土から北アフリカまで広く食べられているそう。
バクラヴァは都内の中東食材専門店などで通販出来ます。

ガゼルの角

モロッコやアルジェリアのお菓子なので、トルコやイスラエルでは目にしない。アフリカのサバナに住む鹿に似た角のある動物ガゼルの角の形をしているためつけられた名前ですが、実際には三日月型。アーモンドとピーナッツ、オレンジフラワーウォーターと蜂蜜のフィリング。
そうそう。僕の友人のウアムリアなつえさんがChezOumHという通販サイトを立ち上げて、ガゼルの角をはじめとする北アフリカお菓子を販売しています。先日そこからガゼルの角セットを取り寄せたら、カカオ&ピスタチオ、ピーナッツ、アーモンド、シュガーの四種類のガゼルの角が詰まって激美味でした!

ChezOumHのガゼルの角

ウン・ヘルワ

小麦粉を焦がした落雁のようなお菓子。トルコ語だが、写真はレバノンで食べた同じもの。アラビア語ではなんと呼ぶのだろう。

こうやって、これまでに撮影した写真のうち、まだ本やzineや原稿に活かせていなかったものを見直す作業、楽しいけれど、結構大変です!

中東お菓子 クナーファ カダイフ

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