晴天続きだった昨年とは異なり、今年は雨、雷、雹が止まない悪天候。それでも三日間、朝5時から夜中3時まで、音楽を中心にたっぷり楽しんできました。
大雨で息が白くなるほど冷え込んだ二日目の深夜に登場したRhyeも、ステージ前から全く動かないお客さんに対して「君達は本当に素晴らしい!」と絶賛してました。しかし、三日目の明け方5時半のメルジャン・デデのサンライズコンサートでは、カメラのレンズが曇り、芝生の上でバシャバシャと雨にあたり、さすがにいつものように動き回って、様々な位置から写真撮影をする気になれませんでしたが。
ライヴが終わる度に宿に戻り、1時間や2時間後にアラームをかけて、仮眠し、それからアーティストたちのインタビューやら、次のプログラムに向かうため、三日間でトータルの睡眠時間は8時間くらいだったはず。フジロックで大雨と冷えにも鍛えられている僕でも、睡眠時間が短いのはつらかったなあ。しかし、睡眠はほかの人間でも出来るわけで、日本からCappadoxを取材に来ているのは僕たち(J-WAVE)と朝日新聞WEBだけなので、やれることは最大限やらないと!
サンライズコンサート終了後に一年ぶりに再会し、取材したメルジャン・デデは「雨がなければ、虹は見られない」とスーフィーの言葉を引用し、今年のCappadoxをまとめてくれた。しかし、来年こそは100機の熱気球と夜明けの太陽を背景にメルジャン・デデの演奏を聴きたいぞ。
今年のベストアクトはトルコのBuyuk Ev Ablukada、そしてRhye、Yasmine Hamdanかな。また来年!