チェンナイではもちろん古典音楽祭Chennai Music Seasonを訪れた。ふと思い立って、日本におけるカルナータカ音楽の伝道師井生アキラジーにfbメッセンジャーで軽くメッセージを送ると、30分後にMusic Academyの食堂で再会出来た。まあ、世界とはそんなもんだ。僕が12年チェンナイから離れている間に彼は、2年半もチェンナイに滞在し、古典音楽を毎晩追いかけ、タミル語をマスターし、現地音楽専門誌の専属フォトグラファーとなり、インドでも初めてのカルナータカ音楽家の写真集まで出版していた。僕は世界中どこに行っても、アキラジーみたいな人に巡り合えてラッキーだ。アキラジーは新聞のコンサート欄を広げ、その場で今季の見どころミュージシャンをいくつか教えてくれた。