20170917 Yuval’s Culinary Lunch Tour in T.A.

日々忙殺され、更新が遅れていました!9月のイスラエル出張後半をinstagram投稿を使ってまとめて投稿します。

前夜に続き、人気シェフのユヴァルの案内でテルアビブの地元B級グルメツアー。
中東系のニューウェイヴ店、東欧系伝統店、人気のイスラエル産サンドイッチ屋を二時間で周る。
詳しくはそれぞれの写真に説明を記します。

今日は昨夜に引き続き人気シェフのユヴァルにテルアビブ美味いものランチツアーに連れていってもらいました。

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まずはディゼンゴフ広場近くにあるHakosem。ファラフェルやホモスなど中東~アラブ系料理を立ち食いではなく、きちんとサーブして出す人気店。1日のお客はなんと1500人!

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主人のアリエルはルーマニアとエジプトの血を引き、海外やキブツでの暮らしが長く、自分のことをルーツがないと言う。「両親は離婚しちゃってたから、家庭用料理の思い出がなにもないんだよ。だから大好きなイラク料理やモロッコ料理を気楽に作れるんだろうね」

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まずは特製ホモス。上に茹で溶かしたヒヨコ豆、更に揚げた羊の脂、左脇にはイスラエル版のハリッサであるスフーグも。

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Ha Kosemの看板料理ブラウンライス。「特別な色のお米を使ってるんじゃない。材料はお米と玉ねぎと塩だけさ。実はこの料理は失敗から生まれたんだよ。玉ねぎを炒めている時に焦がしてしまい、焦げた部分は捨てたんだけど、その残りの鍋にお米を入れて炊いてしまったんだ。すると出来上がったご飯には色と香りだけが残り、焦げた味はなかった。以来この料理をお店で出すことにした。今では1日に1000食も出る人気メニューになっているんだよ」

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シャワルマ(ドネルケバブ)の上にタヒーニソース、さらにアンバー(マンゴーピクルス)のソース、たっぷりの香菜。単なるシャワルマがオシャレなメインディッシュに変身!

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ボラのタジン。本来はモロッコ系ユダヤ人のシャバットの特別料理を、ユヴァルが頼み込んで作ってもらった。上にまたまたたっぷりの香菜「シェフがどんな背景を持つかによって、使うハーブも変わってくる。モロッコ系なら香菜だし、イラク系ならパセリだよ。でもアリエルは料理ごとにハーブも使い分けてるんだ。それもこの店の人気の秘密だろうね」

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「まだまだ次の店もあるから、食べすぎずに、残せよ」とユヴァル。それにしても、2人なのに頼みすぎだよ!

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HaKosemの若いオーナーシェフ、アリエル「今、はじめての料理本を作ってるんだ。それはヒヨコ豆がテーマなんだ。色んな料理に使うからね。出来上がったら送るから、是非日本の出版社を紹介してください」

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ミルクプディングのマラビー。

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隣のテーブルのアメリカ人とイスラエル人のカップルもこの店の噂を聞き、食べに来ていた。「日本のフードジャーナリストですか?僕たちはポートランドで中東料理店をやってるんだ。アメリカに来たら是非寄って下さい」

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中東アラブ系料理で腹一杯になってもミッションは続く。二軒目はポーランド系アシュケナジ料理店Keton。いかにも歴史ある佇まい。ちなみにユヴァルはポーランド系「アシュケナジ料理は中東料理と比べて退屈だよ。サラダもハーブもない、煮込みすぎで色もすくんでる。食材はジャガイモ、玉ねぎ、肉やレバーだけ。子供の頃から大嫌いだったね。でも近頃、年をとって、初めてあの料理を食べたいと思うことも出てきた。特に病気になった時には。退屈な料理だけど、それでも僕にとってはソウルフードなんだろうね」

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まずはコイやボラを骨ごと煮て、卵や玉ねぎ、時にはアーモンドなどとともに砕き、それを団子にして、ストックで煮て、さらに冷やしたもの。ほぼ日本のツミレというかおでんネタだよ!ヒロスケ君、ここに来る理由がまた出来たじやん!

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チョップドレバー。昨年、ヤルデンから作り方を習った時は上にパセリを散らしていた。「当然、ハーブを散らしたほうが見た目は美しいけれど、この店はトッピングは揚げた玉ねぎだけ。伝統を守ってるんだね」

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鶏の首皮に鶏肉とパンをこねた具をくるんで焼いたソーセージのようなパンのような、、、「言ったとおり、ハーブもスパイスも使わないし、食材も限られてるんだよ」

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「キャベツの肉詰めは色んな所にあるけど、トルコや、もちろん日本のものとは違い、ポーランドやハンガリーでは何時間もトロトロになるまで煮るんだ。

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「これは特別料理、牛の骨のストックを冷やして固めた煮凝り。正直言って、これを好きだという人は少ない。日本の煮凝りは見た目からして美味しそうだけど、これは単に骨スープだから、食欲をそそるものじゃないね。これでアシュケナジ料理について少しはわかってもらえたかな」

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次は僕が以前しょっちゅう通っていたサビーハ屋。1日中、列が絶えない人気店だよ。

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「サビーハはサラダ、茹で卵、揚げナスの3つを入れたピタパンのサンドイッチ。そのほかにタヒーニ、ホモス、スフーグ、アンバーのソースをかけて、付け合わせに野菜のピクルス。この料理はイラク系が作っているけど、イラクに行って存在するのかわからないね。本来は別々に食べていたものをこの国のイラク系ユダヤ人が一つにしたのかもしれない。イラク系料理とモロッコ系料理は違うし、イエメン系料理はまた別のものなんだ。次回はカルメル市場の周りのイエメン系、エジプト系料理店をハシゴしよう。とにかく、この町の料理を食べて回るには最低一月は必要だ。いつでも案内するから安心してよ。その代わり、僕が日本に行く時は興味深い所に案内頼むよ」結局こんなに食べすぎた!

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平和なヤッファから地中海に沈む夕陽をお届けしまーす! Sunset in Mediterranean sea. Yafo 18:44

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夕方はCasino San Remo にてダンス修行でイスラエル滞在中の Yurika Seda Hanashima ちゃんと再会。アルマビーチで地中海に沈む夕陽を見る。

平和なヤッファから地中海に沈む夕陽をお届けしまーす! Sunset in Mediterranean sea. Yafo 18:44

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日が沈む直前のビーチ。

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日が沈んだ直後の空の色がたまらなくイイんだなあ、、、

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夜9時すぎに近くのライヴハウスKuli Almaへ。10月に初来日し、Peter Barakan さんのLive Magicに出演するバンド、Quarter To Africaを観る。9ヶ月でめきめきと力を付け、3~400人のホールが満員で、カメラを持って最前列まで近寄れなかった。メンバーの Yakirの誕生日パーティーも兼ねていて、音楽関係者が次々と現れた。
4月に僕のJ-WAVEの番組
Oriental Music Showに出演してくれたShaloshのGadi Stern、Sol Monkことドラマーの Aviv Cohen、Sol MonkやNitai HershkovitzのプロデューサーでもあるRejoicer。彼は自身のバンド Buttering Trioとしても11月に来日が決定したそうだ。さらにJuno ReactorのBen Atkinsまでいつもの黒づくめで現れた。前日に野外イベントに出演していたそうだ。
QTAのライブは最後までお祭り状態。彼らは9月頭に来日していたYemen Bluesと通じるイエメン〜アラブ・ファンクだが、Yemen Bluesが中心人物Ravidの強烈なキャラクターと、強者バックメンバーの組合せで成り立っていた野に対して、QTAはもっと若くてカジュアルなバンドサウンドだ。こうしてアラブ音楽を自然体にファンク〜ロック化する世代がやっと出て来たのがうれしい。しかし、彼らの本来の故郷だったイエメンやアラビア半島からではなく、今のところ、移住先のイスラエルでしか生まれえないのが残念だが。

9ヶ月ぶりに観たQuarter To Africa。バンドとしてのまとまりが強まり、楽しいアラブファンク・アンサンブル。会場は超満員でこれ以上近づけなかった。10月に初来日し、バラカンさんのLive Magicに出演します!

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今夜はQuarter To Africa !

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会場のKuli Almaは半野外の地下。

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早速Quarter To Africaのヤキールに9ヶ月ぶりに再会。Happy birthday Yakir.

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会場には沢山の友人たち。ShaloshのGadi Stern、Soo MonkことAviv Cohen そしてJuno ReactorのBen Watkinsまで。ピンボケすんません!

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ライブの後、深夜のヤッファ。半袖半ズボンが涼しい気候になってきた。

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Twitterのおすすめトレンドが滅多にない並び!ww

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