【イスラーム（諸）国の料理】皆さんからの沢山のリアクションがありました。なかでも「イスラーム料理テロ！」や「イスラーム食原理主義者」など、大変うれしいお褒めの言葉までいただいています。ISのヴァイラル攻撃を妨害駆逐するまで頑張ります！
しかし、早速更新が一日空いてしまいました。楽しみにしている方すみません。続けることが重要なので自分のペースでやらせていただきます！
今日はトルコ・イスタンブル空港でいつも立ち寄るラウンジで頼んだカイセリ・マントゥ。
マントゥとは中央アジアから西アジアで広く愛される餃子や小籠包、ラビオリ状の料理。小麦粉を練った生地にひき肉などをつめて、茹でて食べる。中国の饅頭、包子、チベットのモモ、中央アジアではマンティとほぼ同じものだ。
ウイグル、アフガニスタン、トゥルクメニスタンなどでは小籠包サイズに作られるが、トルコのマントゥはなぜか、一つが1cm以下サイズと非常に小さく作る。トルコのマントゥが一番美味いとされる町、カイセリでは一つのスプーンに最低20個のマントゥがのらないとダメとされる。僕も自宅で作ってみたが、薄く延ばした小麦粉の生地に定規をあてて、包丁で正確に2.5cm角に切り分け、そこに耳かき一杯程度のひき肉具材をのせ、指先で包み、生地を閉じる。正直、2.5cm角サイズは小さすぎて、男性の指先ではかなり難しい。というわけでマントゥを作るには女性がかかせない。しかも一すくいで20個以上も食べてしまうため、最低でも数百個、多人数なら数千個もマントゥを作らなければならないのだ！ 作るのは大変なのに、食べるのは一瞬！ という典型的な料理。
上にかけるソースは水を切ったヨーグルトに塩をして、お好みですりおろしたにんにくを少々まぜる。さらにトマトソースを用意しておく。
二種類のソースを用意できたら、具材を詰めた生地を沸騰した湯に入れ、1分ほどで湯の表面に浮かび上がってきたら、もうゆであがり。
お皿にマントゥを入れ、その上にヨーグルト、さらにトマトソースをかけ、日本のゆかりに似たハーブ、スマックと乾燥スペアミント、乾燥ケケッキ（タイムの亜種）をふりかけて、熱々をいただく。
小さなサイズに作るのが大変な手間のため、日本のトルコ料理屋ではなかなか食べられない。（日本のトルコ料理屋ではアフガニスタンやウイグルのような餃子サイズに作っていることも多い）そのため日本で食べるには、自分で作るしかない。友達を集めてみなでマントゥを作るのも楽しい。作るのに三時間かかっても、食べるのはほんの一瞬なんだけど。
[Middle Eastern Cooking 006 Kayseri Manti, Istanbul, 2012 Oct.]
One of my favorite Turkish cooking, Manti. Manti is everywhere in the Central Asia. We, Japanese has Manju, written in as same Chinese Caracters as Chinese Manti , but, the taste is completely different. Japanese Manju is always sweet, a kind of sweets. Turkish Manti is meat inside and salty as Uighur, Kazakh, Turkmen, Afghani, Pakistani, and Tibetan Momo.
The most distinguish caracter of Turkish Manti is small size. 1 manti is less than 1cm3 . In Kayseri, women make very small Manti. You can scoop out more than 20 Mantis with a soup spoon! So, making Manti is tough and time eating work.
I invite my friends to my house to make Manti. It’s a collective work!
Making Manti takes so long time, but, eating Manti is so quick.
That’s why only a few Turkish restaurants in Tokyo serve real Manti.
Toppings of boiled Manti are Salted Yoghurt, Tomato sauce. And, sprinkle Kekek(Turkish Thyme, Oregane), Sumac, & Mint.
