若山ゆりこの近況
Yuriko's News

2003/10/5

 気が付くと、もう10月です。サラームの部屋はこまめに更新しているのに、私の方は不精ですみません。まあ、人それぞれのペースがあるということで、ご勘弁ください。
 きんもくせいのイイ香りがして、秋もすっかり深まってきましたね、私はいつもトイレットペーパーの感触で季節が変わったのを実感したりするのですが、昨日はなんだか急にパリパリになっていて、お肌の乾燥にも気をつけねばと思いました。そうそうこの間引っ越してきてはじめて部屋の窓から富士山のシルエットが見えました。これがとてもきれいな眺めで・・。自慢じゃないですがウチの窓からは空がとってもキレイに見えるのです。それが気に入って無理して引っ越したくらいなもので、夕暮れ時の雲の色を見ていると、お〜これってどっかのフライヤーで見たような感じ・・なんて思ったりして。でもクラブのフライヤーなんかに空が多く使われるようになったのは、一体いつの頃からなんでしょうか?漠然とした匿名性のある風景に美を感じるというのも、妙に老成した感性で不思議な時代だなあと思います。年のことは言いたくありませんが、私が大学生の頃なんてバブリー全盛期でみんな流行の店に行く事とかイケてるブランド服を身につけることに必死で、空の色なんか見ている余裕はありませんでしたよ。だから私にとっては今のほうが生きやすい感じがするんですけどね。  

自宅窓から富士山


 さて、近況といいましても特に変わったことはありませんで、しかしこの頃サラームがDJをやる機会が増えて、私も単行本の即売人員として同行するので、妙に朝帰りすることが多くなってしまいました。9月14日はグラスルーツで恒例の「オリエント・エクスプレス」。初のオールナイトでどうなることかと思いましたが、フタを開けてみると盛況でホント楽しかったです。グラスルーツは大きさも丁度良く、雰囲気も温かくていいんですよね。店長が元WAVEというつながりもあり、会社をやめてから何年も会っていない人に偶然会ったり、人脈が意外なところで繋がっていたり。これでもう少し家から近ければ、まめに通っちゃうんだけど・・。あのアーシーな雰囲気は世田谷区にはないですよね。
 さて、続く9月27〜28日は筑波山のキャンプ場にて行われたレイヴイベント「ゆらぎ」に行ってまいりました。これもサラームDJ出演ということで、私はまたまた本の即売係。ここに出る事になったいきさつというのも、スタッフの一人が夫がかつてつくばの西武にあるディスクポートで働いていた時の同僚で、結局はWAVEつながりという・・。当時私も月に一度くらい、夫(まだ結婚してなかったけど)を訪ねてつくばに行ってましたが、今回は実に10年ぶりくらいのつくば訪問。何か物事というのは無関係なようで色んな所で繋がっているんだな〜と思わずにはいられません。まさか10年後にレイヴでDJやるために来るとは当時は夢にも思わなかったな〜。
 このイベントは300人限定というこじんまりしたなかなか良いレイヴでした。場所も関東平野が一望できて、夜は街の灯りがきれいだし、もちろん夜明けの眺めも最高。元同僚K氏の心使いによりバンガローを用意してもらえたし、人数多すぎないからトイレも並ばず快適でした。しかし、このとき二人とも疲労困憊していて、というのは夫はパリ出張帰り(本人のページ参照)で、私も前日は「ファイヤー・オブ・アナトリア」を観た後、更に調子に乗ってトニー・アレンまで観て夜を明かしてしまい、その前日も夫がないのをいいことに珍しく朝まで飲んでしまい、レイヴ会場に着いた時点では二人でどんよりしておりました。おまけに折角今日のために一生懸命内職した単行本特典のCDRを忘れてきてしまい、すっかり即売の気力も失せてしまって・・。


ゆらぎの会場


 さて、はじめは早朝と聞かされていたサラームのDJタイムは朝の9時半とのこと。うわ〜それまでどうしてたらいいのさ。普通に客として来てたら一番疲れ果ててる時間ですよ。K氏は単行本は適当に好きなように売っていていいですよ、なんていってくれたけど、考えてみれば何にもそういう準備してないんだよね。ろうそくもランプも持ってきてないし、防寒グッズもないし、全然心構えがなってなかった。グラスルーツで即売するときは適当に自分も酒飲んで踊りながら、売ってたんで、その延長で深く考えないで来たけど。レイヴではそうはいかなかった。野外だもんね〜。売るなら売る、遊ぶなら遊ぶとはっきりしろってことね。で、即売計画はあっさり大幅縮小。幸いDJやるアンビエントスペースが座敷だったので、サラームがDJやってる間だけ脇の方で売ることにしました。
 しかし、もちろんレイヴなんかに出演するのは初めてのことでしたが、なんというかエネルギーの配分に骨が折れましたよ。普通なら夜が明ける頃一番盛り上がって、それで寝ればいいやと思いますが。9時半まで体力持たせなくちゃいけないし、まあ、私は売るだけだからボロボロでもいいんだけどさ。
 こういうときは、早い時間にまず眠ればいいのに、私は遠足の前日とか興奮して絶対眠れない質なので、外でドンツクやってるのに熟睡なんてできっこないわけで、ついつい外に出てそわそわしてしまうのです。で、結局いつも通りに楽しんでしまったら、案の定朝の7時すぎくらいに、体力を使い果たしてしまいました。太陽もすっかり上がってそろそろ一休みしたいんだけど・・。今寝ると寝過ごしてしまいそう、という苦しい体制になってしまいました。とてもとても本なんて売れる状態じゃない、CDRも忘れてきたし今日は売るのやめる!と私は弱音をはき始め、夫は「いい加減早く回させろや〜」と騒いでおりましたが、レイヴのDJの大変さをほんの少しかいま見た気が致しました。まあ、プロならもっと冷静に仕事に徹するのでしょうが、私達はきっちり仕事というスタンスでもないので、微妙なところなんですよね。
 しかし結局ちょっと横になって、顔洗って歯を磨いたら少し気分がリフレッシュされて、頑張って売るか!とポジティヴに思い直し、準備していたらカバンの底の方に忘れていたつもりのCDRが入ってるのを発見!何か自分の中で今日一日のストーリーが完結したような気分になり、かなり上向きになりました。レイヴって何回かいってると大体DJの感じとか似てるし、デコレーションも来ている人の雰囲気もだいたい統一感があって、いつもこんな感じでそろそろ飽きたなとか、はじめは思うんだけど、結局一晩開けてみると毎回違った色んな事が起こるので、また行ってしまうという。単に行ってお目当てのアーティストを観て目的達成、というのではなく、わざわざ不便な所に行って、雨に降られたり、忘れ物したり、そういうどうでもいいことも全部レイヴという体験のひとつで、そう言う感じが旅に似ていて私は好きなのです。
 で、結局サラームのDJも無事終わり(案の定みんな倒れてたけど〜写真参照)本も何冊か売れて。その後爆睡して夕方東京に戻ってきました。さすが疲れました。しかし、これだけ疲れ果てて、体力消耗すると逆に疲れの中にもさわやかな、すがすがしい風が吹いてくると言う感じでありました。
 しかし、私達も地道に即売してますよね(笑)。でも、読んでくれる人の顔が見えるというのはすごくうれしいことです、旅や音楽のお話もできるし、そう言うわけでもうしばらくはDJイベントの時、本を持ってい行こうと思っています。みなさんよろしくお願い致します。


チルアウト会場