若山ゆりこの近況
Yuriko's News

2003/7/18

 みなさまこんにちは。工事中だらけながら、なんとかHPをスタートいたしました。 あまりパソコン得意じゃないんで、なかなか作業が進まないのですがご容赦くださいませ。 このコーナーは私の近況、というか、どうでもいいつれづれ雑記です。

 先週、早めの夏休みをとって屋久島と鹿児島に行って来ました。 私は国内では今まで京都より西には行ったことがなかったので(しかも修学旅行以来)、かなり新鮮でした。 というか国内旅行ってけっこう楽しいのね、と開眼いたしました。なんといっても楽なんだもん! まず、訪れて驚いたのは宿に鍵がないこと。障子で部屋が仕切ってあるだけの、おうちっぽい民宿で、 タイのゲストハウスを思い出したりしましたが、鍵がないってすごいよね。かなりカルチャーショックでした。 しかし、海外旅行では常に心のどこかで心配しなければならぬ、貴重品への緊張感がないってすげ〜楽。 インドなんか行くと刺激がいっぱいでわくわくするけど、いっつもどこかで身構えて、油断できないって気持ちだし、 実際海外で油断すると大抵、なんか盗られたりするわけで。楽しみつつも、心底だら〜っとゆるめない。 でも、日本だとこんなにだら〜っとできるのかと、うれしかった〜!夜中にしこたま焼酎を飲んだくれて (水のせいか焼酎がうまい)、夜道をふらふら歩いても平気だし、初めて行くレストランでぼられる心配もない。 日本という国は日本人同士の信頼感で成り立っているんだなと実感しました。

三岳

 で、屋久島はそれは水の綺麗な所でした。着いた途端すごい湿気で汗がだら〜っと流れ落ちてくるのだが その汗が不思議と爽やかというかべたべた不快な感じがないのです。このまま湿気に身を委ねてだらだら 汗をかいていてもいいかなと思えるような・・。森の中に入ったときも、 とにかくスゴイ汗なんだけど全然気持ち悪くない。これでもかってほど汗かいて、 その辺に湧き出ている岩清水をごくごく飲み、もうもうとした緑の熱気を吸い込むと、肌がつるつるになってましたよ。 なんか2歳くらい若返ったみたいな・・。とても身体が喜んでいるらしい、不思議な所でした。 もうちょっと長くいたら体中の水分を総取り替えできたかも。だてに杉が7000年生きてるとこじゃないね。 私は普段死海のバスソルトを使って半身浴で汗をだらだらかくのを日課としているのだが、 そういう高い塩買って無理して汗かいてるってのはつくづく都会の人間のやることなんだなあ。 でも、その昔屋久島は伝染病が蔓延する、流刑地だったとも聞きました。 その後訪れた九州の60代の知人にとっては、屋久島は林芙美子の小説「浮き雲」の中で駆け落ちする 不倫のカップルが最後に落ち延びる島で、そこでヒロイン肺結核で死んでしまうという、 昔はそういう島だったらしく、そんなにきれいなイメージはないらしかったです。 まあ、シンガポールも金子光晴の時代は「みな生きるために、炎暑や熱病とたたかう」所だったのですから、 ずっと昔から「癒し」の島だった訳ではないんですね。でも、旅していて心惹かれる場所というのは明るいだけの所じゃない、 どこかうしろ暗い陰も引きずっていそうな、そういうところにぐっとくるわけで、早速「浮き雲」読んでみよう。

屋久杉

 その後、知人の住んでいる九州の大隅半島に渡り、本土最南端の佐多岬まで足を伸ばしました。 私の田舎は北海道の釧路なので、本土最東端はもちろん何度も行っていて、宗谷岬はまだだけど、 近いところは知ってるので、とにかく北の地のなんにもなくて、寒くてうらぶれた場所はさみしくてあんまり好きではないのです。 で、行くところは自然と南の国になるんですが、だいたい知りあう九州や沖縄出身の友達って妙に開けっぴろげで、 あったかい国で育つとこんなに開放的な性格になるのかと、ひそかに南の国への羨望がふくらんでいました。 しかし、佐多岬、さみしかったです。シュロの木やがじゅまるが茂っていて、風景は南国なんですが、< 海も青くて澄んでいるんですが、なんかさみしいんですよ。結局最果ての地ってのは南だろうが北だろうがさみしいんですね。 なんかちょっとホッとしたりして。ポルトガルもうらぶれてたものな〜。  でも今回は「バカンス」じゃなくて「夏休み」って感じで心底リラックスして楽めました。こういう旅行はまたしてみたいです。

佐多岬

 さて、このたびようやくTVブロスで連載していた「とびだせジャパニ!」を単行本にまとめた 「エキゾ音楽超特急〜とびだせジャパニ!」が出版の運びとなりました。予想外に作業が難航し、 予定より発売が随分と遅くなってしまいました。がちょうどSARSも一段落して良かったのかも・・。 この本は今までの旅の成果を凝縮したものなので、なんかもう、思い入れのあるものは 全部描き尽くしてしまったような気分なんですが。本文でもサラームが書いてますけど、 はじめは漠然とした観光旅行だった旅も徐々に自分達の好きな物がフォーカスされてきて、 そうなると最初の頃に行った場所なんか全然写真の撮り方とか、旅の仕方とか漠然としすぎているんですよ。 それはそれで良かったんだけど、もう一度行ってディープに自分の好きな物を採集したい場所もいっぱいありますんで、 しばらく旅への想いは尽きそうにありません。問題は体力なんですけどね・・。 今回の屋久島でも白谷雲水峡で疲労困憊し縄文杉はあっさりあきらめましたから・・。 それもヨガとベリーダンスでなんとか乗り切りますので、皆様、今後ともよろしくお願いいたします。