エキゾな小部屋
エキゾなつれづれとイラストのコーナーです

2003/8/12

美人それぞれ

 旅行をしていて、興味の対象は色々ありますが、自分が女だからやっぱり、女の人の格好やたたずまいに目がいきます。で、今まで、きれいな人多いなあと思った国をあげていくと、フランス、ベトナム、レバノンって、結局ベトナムもレバノンもフランスが旧宗主国なんですね。やっぱり、何かあるんでしょうねえ、他の国とは違う美に対する執念が。
  フランス、彼の国に行ったことのある女性なら、誰でもこの国で女をやってみたかった!と思うはず。美人が多いというよりは、とにかくみんなチャーミングでかっこいいんですよね。でも、よく見てると別に特に気合い入れてお洒落してる訳じゃない。若い子は化粧もしてないし、日本みたいに今コレが流行ってますって一目で分かるわけでもない、結構オーソドックスな格好をしている。でもお洒落に見えるんだな〜。小物遣いが上手いのでしょうね、スカーフなんかの巻物の使い方が上手で、さりげなくるくるっと巻いて、タバコ片手にさくさく街を歩いている。でも、フランスにちょっと住んでいて気づいたことは、同じ服を続けて着ても構わないらしいということです。よく行ってたパン屋のマダムとか、妖艶な雰囲気の黒装束着てたけど、何時行ってもそれなんだよね。フランス語の先生とかもそうだったな。でも、ゲーンズブールも、いつも同じ服装だったけど、実は同じのを何枚も持っていたというから、自分のお気に入りのスタイルが決まると、流行いかんに関わらずそれを貫くのをよしとする人達なのでしょうか。
 それから、結構カルチャーショックだったのは、浜辺のトップレスですかね。ホントにみんなトップレスなんだもん!で、オッパイ丸出しでその辺うろうろ歩いてるの。別に彼氏じゃなさそうな男友達とグループで来て、みんなでビーチバレーとかやってるわけです。かと思えば、中年カップルが寝そべって、下だけ隠した状態でいちゃいちゃ、ごろごろしてるんだ。いや、すごいな〜、さすがですね。
 ここの男の人は、小さい頃から女性のオッパイ見慣れていて、別に欲情しなくなってるんでしょうか?女の裸を見て欲情するという構造にはなっていないのでしょうか?それとも、実際やるときだけ、 欲情のスイッチが入るようになっているのかな。不思議です。
フランス人

 ベトナムも女の子がまぶしいんですよね。アオザイギャルの写真を撮るのにはまる旅行者がいるのも、充分納得でありますよ。色も白くて、目もくりっと大きくて。真っ白なアオザイの制服のすそが風になびく姿が、女でもかわい〜とほれぼれしてしまうのです。ちょっと昔の清純派アイドル級なのがごろごろしてる。顔だけじゃなくて、立ち振る舞いも何かコケティッシュなんですよね。自分の美を見せる事を知っているというか。これってやっぱフランス仕込みなんでしょうか。動きもてきぱきしてて聡明そうでね。一方男達は、ぼわ〜っとしてて完全に女に負けてる感じ。
 人に聞いた話ですが、ベトナム人は奥さんが美しくあることにとても積極的で、なんでもまつげの先を少し切っておくと、まつげが長くなるとかで、奥さんのまつげを時々切ってあげたりするそうです。
きりりと美しい奥さんに仕切られて、目を細めてまんざらでもない、温厚な(ちょっとダメな)旦那という図を勝手に想像してしまうのであります。女性はキレイだし、ご飯は薄味でおいしいし、妙にファンシーな雑貨がいっぱいで、女がうっとりする要素がすべてが揃っている。私も、映画「青いパパイヤの香り」を見たとき、絶対にベトナムに行く!と心に決めましたが、実際行ってみると、ああいう、たおやかなアジアはもう既になくなっていましたが。もちろんそのつもりで監督もあの作品を撮ったのでしょうね。でも、ベトナム人女性の印象は、あの映画の主人公よりも、もうちょっと、しゃきしゃき現実的な印象があります。現実能力の乏しいトロい私は、ちょっと肩身が狭いのであります。
ベトナム人

 昨年レバノンに行って来たんですが、この国の女性がこんなにキレイだとは私もノーチェックでした。レバノンに「フォー・キャッツ」というアイドルグループがいて、ほとんどスパイスガールズのパクリという。そのVCDを事前に見ていたんですがまさか、こんなにお色気な格好をしてしるのはアイドルだけで、一般人はムスリムが多いし、敬虔な格好してるんだろうなと思っておりました。
 しかし、しかし、これがみんな「フォー・キャッツ」状態だったんですね。びっくりした〜。私なんかイスラム教国だからと思って、あんまり体にピッタリしない服を持って行ったんですが、思いっきりイけてない感じでしたよ。イスラム教国、といってもこの国は人口の約1/3がキリスト教なんで、その人達はもともとベール被ってないでしょうしね。で、ベールを被らず、着飾ったアラブ人女性って初めて見たんですが、すんごい肉感的。「かわいい」って褒め言葉はこの人達にはないね。もう、みんな化粧ばっちり、眉毛くっきりアゲアゲで、目の周りは黒く縁取り、唇までしっかりライナー引いて、唇からはみ出させてたりして、キッツーイ感じに仕上げている。怖いくらいです。おまけにボディは豊満だし、丈の短いタンクトップとか着てて、こぼれ落ちそう。女でも目のやり場に困るんですけど・・。
 マダム達もすごかったです。この時は「ベイトエディーンフェスティバル」という音楽フェスティバルを見に行ったんですが、そこの関係者方にお話を聞く機会があったのですが、主催してるのがみんな金持ちマダムなんですな。日焼けした肌に真っ白なパンツスーツ、金髪をなびかせ颯爽と登場。私達夫婦なんかお子さま扱いです。夫なんか「まあ、あなたね東京から来たボーイは!」と言われてましたから。エジプトとか行くとウインドウに飾ってる服なんてケバイ色合いの柄物だったり、変なフリルついてたり、金光ってたり、とてもこちらのセンスとは相容れないものなんですが。ここのマダム達はフランス仕込みというか派手ながらシックで、ボーダーシャツをうまく着こなしていたり、お洒落度高かったな。でも、ホント色っぽすぎて、薄味好みの日本人には濃厚すぎます。ちょっと隠した方がいいんでは、としまいには言いたくなりましたから。
 何よりもこれらの国は、若い子はもちろんのこと、マダム陣もきれい!というのが際立っております。それに自分の美しさを積極的に楽しんでいて、周りもそれを奨励している雰囲気があり、だから皆、背筋がピンと伸びて自信に満ちてて、なんか羨ましい感じなのです。女性がキレイなのはどの国の男性だってうれしいはずなんだけど、一体何が違うのか。でも、何かが違う。そこにリスペクトの気持ちが加わるというのがミソかもしれません。  日本では残念ながらあんまりそいいうの感じませんよね。ローティーンの頃からオシャレしてると=不純異性交遊と結びつけたりとか、年をとってくると年甲斐もないということで色々タブー感が出てきて、おまけに流行のサイクルも早すぎるし、オシャレの基準が細かいというか、厳しいというか。むだ毛一本、贅肉ひとつゆるさん!みたいな。自分の美を楽しむというよりは、人から後ろ指を指されないように気を遣う部分が大きい気がして、時々疲れます。
レバノン人

 先日、友達と家でインド映画を観ていたんですが、ダンスシーンで女優のお腹が太すぎる!と男性陣が口をそろえて言うのです。私は常々そのシーンを観ていて、インド人も随分スマートになったものだと思っていたのです。だから、みんな太いっていうのにびっくりして、え〜この程度のたるみで許せないわけ〜?!ちょっと厳しすぎるんじゃないの?と世知辛くて泣けてきましたよ。これじゃー女性が自分の美しさを肯定することなんてできないよね。ちょっと怒りにも似た気持ちになってしまいましたよ。女性誌見てたって、シミだの、ニキビだの、むだ毛だの、贅肉だの、あれはみっともない、これはみっともないと、不安をあおる文章ばっかり。そんなにストイックに自己批判する必要あるのかと。コレじゃ〜ストレスたまるよ。厳しすぎるって。年取ったらオシャレするの、面倒くさくなるよね。もうちょっと、ゆるくてもいいではありませんか。ま、この話を女友達にするとみんな口をそろえて、なんで男はみんなあんなガリガリが好きなのか、気持ち悪いじゃん!と言うんですが。負け惜しみですかね・・。
カリーナ・カプール