2002年8月12日

アダナ・カバブ
Adana kabab, steak hache grille a la turc




サラームアリクム。 暑中お見舞い申し上げます。 暑くて自宅が仕事場の僕は24時間冷房フル稼働ですよ。 最近ホームページを作らないのか?とか サラーム通信のバックナンバーを見たいとか うれしいリクエストがあるのですが、当面ホームページは作る予定は ありません。でも僕が料理コーナーを書いてるウェブサイト http://www.popdecute.com/eating/index.shtml にバックナンバーが大分たまってきたので是非覗いて下さい。 僕が撮った現地の料理の写真とか街で撮った動画とかもあります。 最新号は先月行ったイスタンブールの居酒屋風景です。 2週間に一回更新されますのでよろしく。 最近の数回の号は自分でも相当気に入っていて、原稿がはかどらない時 ナイスな文章が思い浮かばないときは、ここを読み直して 自分の文章にウットリし、気持ちをアップさせてるくらいです。 もう一つ宣伝です。 前も紹介しましたが僕と妻で翻訳をしたインド料理本 ベーガム・アクタル著「10分でできる南インド料理」 (ネコ・パブリッシング)がいつの間にか本屋で山積みになってます。 本当のことを言えば10分で出来るはずはないのですが、 本の中から実際いくつか作ってみたところ(うちの妻が) 簡単だし、確かに南インドの味、しかも美味い! みなさんも是非トライして下さいと言いたい所ですが 料理で大切なのはイメージトレーニングです。 丁寧なレシピがあろうと実際に食べたことのない物や 味の想像もつかない物を作るのは非常に難しいです。 残念ながら日本のインド料理屋はほとんどが北インド料理で 南インドの専門店は東京でも三軒程度しかないはず。 なのでお手本になるカレー自体ほとんどないのですが、 日常的にカレーを食べている方やカレーへの愛情にあふれている方 にはオススメできます。料理の名前だけでも 「ポンガル、イディヤッパン、イドゥリー、パラッパン」などバカゲた ふざけた名前が多いのも南インドならでは。 シンガポールやマレーシアにはいくらでもあるので、 行く予定のある方はあちらで味を覚えてくるのも良いでしょう。 ああ、日本で普通にマドラス料理屋とかあればいいのに...。 ====================================== さて最近観たライブですが、 昨夜は渋谷アップリンクファクトリーにて サイコババを観てきました。 シタールに吉田さん、タブラに湯沢さんの二人編成で インド古典楽器を使いながらも音楽はギャビン・ブライヤーズや スティーヴ・ライヒみたいなミニマル。 終わった後吉田さんは「スポーツ感覚でパンク」と 言ってましたが、確かに演奏はパンクとかロックの激しさで シタールを弾いてるんですが、シタールは激しければ激しいほど 倍音が出てしまうので、演奏してる側は心臓麻痺とか脳溢血になりそう なほどアップしてるらしいのですが、聞いてる側は倍音に頭蓋骨を 揺さぶられて気持ちよくてつい眠ってしまうという奇妙な音でした。 タブラの湯沢さんはasa-chang&巡礼でも一度観たことあるのですが リズム割りがすごくきれいで聞いててスカッとするタブラ奏者ですね。 眠くなるで思い出したけど、 先々月観た安東ウメ子&オキのライブもアイヌの口琴と弦楽器トンコリの ミニマルでいつの間にかよだれを垂らして立ったまま寝てしまっていた。 ブルーノートでマリのサリフ・ケイタも観たのですが、 バックは西アフリカアコースティック・セットとでも呼びたい パーカッションと弦楽器中心の若者バンドで ヒョウタンにほうきの柄を付けたような廃物利用楽器ンゴニ やヒョウタンをうつぶせにしたベースドラム的パーカッション がやはり妙な倍音を出してて、もうギターもベースも要らないって くらい気持ちよかったですね。 ライブと言えば先週はもう一つ、メタモルフォーゼでもトリを飾ったらしい 元ボーズ・オブ・カナダのメンバーのソロ・プロジェクト クライストも観てきました。@セコバー渋谷。 こちらはアタックが遅い矩形波の柔らかいシンセ音で 両手合わせて指三本くらいしか使わないで、 しかも裏拍とかシンコペーションとか一切ない、地味〜なエレクトロニカ。 ボーズ・オブ・カナダの傑作1stにあって セカンドになくなってしまっていたメランコリックなメロディーは彼の 持ち味だったのかと納得。ジミでジワーっとくる北国らしいストイックさ。 みなさんはこの夏はどんな塩梅でしょうか?フジロックやメタモルフォーゼ はどうでしたか?フジでマヌー・チャオ観たかった!残念。 まだまだ武尊祭や朝霧ジャムなど楽しそう。 僕は今年はまだ自然に触れてないですよ。 ====================================== さて料理ですが、 上で紹介したpopdecuteで紹介したトルコのカバブがわれながら 最高の出来だったのでこちらでも紹介させて頂きます。 本来使われているのは羊肉ですが、手に入りにくいので この日は下北北口の牛肉専門店で脂身ごとその場で挽いてもらった肉にしました。 アダナ・カバブとはトルコ南東部でシリア国境に近い暑い町アダナが 名産の辛ーいカバブです。 アダナ・カバブ 【材料・4串分】 ・牛挽肉・400g ・玉ねぎ・中1/4・みじん切り ・パセリ・二枝・みじん切り ・赤ピーマン、緑ピーマン・各1/2・みじん切り ・粗挽き胡椒・小さじ1 ・クミンパウダー・小さじ1〜2 ・パプリカ・小さじ1〜2 ・プルビベール(トルコの塩漬け粗挽き唐辛子)なければ刻んだ鷹の爪か一味唐辛子・小さじ1〜2 ・オレガノ・小さじ1 ・シナモンパウダー・少々 ・塩・小さじ1と1/2 ・サラダ油・適宜 【付け合わせ・好みで】 ・トマト・中1〜2個・縦半分切り ・ナス・中1本・皮を半分縞状に剥き3センチの輪切りにし水にさらしておく ・ピーマン・中2個・へたを取り、縦半分に切り、種も取っておく ・塩・適宜 ・オリーブオイル・適宜 ・赤玉ねぎ・中1/2・縦薄切り ・パセリ・一枝・みじん切り ・スマック(酸っぱいベリーを乾燥させたスパイス)・適宜・なければ赤ワインビネガーやレモン汁で代用できる ・無糖ヨーグルト・200cc ・にんにく・1/2かけ・みじん切り ・キュウリ・1/2本・皮を剥いて粗みじん切り ・塩・少々 【作り方】 1. ボウルに材料を全て入れ、掌で粘り気が出るまで充分こねる。手にサラダ油や水を塗るとこねやすくなる。 2. 粘ってボール状にまとまったらボウルにラップして冷蔵庫で30分ほど置く。 3. オーブンを200度に熱しておく。 4. 付け合わせの赤玉ねぎ、パセリ、スマック(なければ赤ワインビネガーかレモン汁)を別のボウルでよく混ぜ合わせておく。さらに別のボウルでヨーグルト、にんにく、キュウリも混ぜ、塩を振り冷蔵庫に入れておく。 5. 肉を1/4ずつに分け丸め、中心に金串を刺し、掌を使って串に沿って平たく伸ばす。 6. オーブンに串を並べ15分焼く。付け合わせ用のトマトやピーマン、ナスなども塩して、オリーブオイルを塗り一緒に焼く。 7. 肉に焼き色がついたら出来上がり。付け合わせを色好く並べて食べよう。 *焼き串は8年前にやはりトルコに行った時に買った35センチくらいのをずっと使っていたんだけど、斜めにしないとオーブンに入りきらなくて、いっぺんに二本しか焼けなかったんだ。でも今回25センチくらいのを5本買い直したら、これがオーブンにストレートに入って実に使いやすかった。柄が真鍮で魚や羊、鶏やアラベスク模様が入って一本1ミリオントルコリラ(70円)。これはイイ買い物をしたよ。でも空港のX線検査で見事にひっかかり「アテンション! カバブ・シシ!」だって。