三体3死神永生読了:初めてのKindle&Audible

劉慈欣の小説『三体』シリーズ、6月下旬に第二部『黒暗森林』の日本語翻訳版が発売された。すぐに手に入れ、読み始めると、あまりにスケールが大きくてスリリングで、3日ほどで上下巻読了してしまった。

完結編の第三部『死神永生』の日本語翻訳版が発売されるのは来年春。それまで待てない!

そこでAmazon Kindle Paperwhiteをポチり、『死神永生』の英語版電子書籍をポチり、更に一年以上前からサブスクライブしてあまり使わずにいたAmazon Audibleで英語オーディオ版をポチった。7月1日だった。

Kindleだと「読み終えるまでの時間」や現在までの%などが表示されるが、Audibleは音声ファイルだけに「合計26時間」と表示される。26時間の英語小説を26時間で読み終える(聞き終える)ことが出来るかなあ?

紙の本だと、知らない単語がいくつか続くと、そこで停滞してしまうけど、Kindleだとさすがに知らない単語はその場で辞書を引けるし、なんなら文章全体をウェブ翻訳にかけることも出来る。

それでも英文を目で追いかけていると一定時間すぎるとどうしても眠くなってしまうけど、それをAudibleが耳から上手く補ってくれる。

この本のAudibleについて言えば、ナレーターのP. J. Ochlan の英語が速すぎず遅すぎず、とても聞き取りやすい。しかも、男性、女性、ロボット、ロシア人、アメリカ人、オーストラリア人など、器用に声色やアクセントを変えていて、本当に楽に聞き取れた。

そして8月7日の朝、善福寺公園を散歩中、ついに読了。

いやあ長かった。話が面白かった。主人公の中国人女性宇宙科学者が、ひょんなことから地球の運命を背負わされることになり、宇宙の非情な法則を前に、何度も巨大すぎる失敗をして、絶望を繰り返していく……これ以上書くとネタバレになるので止めておこう。

しかし、その行程一つ一つ、物語の中の物語一つ一つが荒唐無稽で面白いんだよねえ。

萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」を思い出す。あ、漫画の原作は読んでいません。

いやあ素晴らしい読後感。このまま第1部と2部も読み直そうかな。

そして、この後、何を読んだらよいか……巨大な喪失感。(良い本はいくらでもあるだろうけど、できれば英語でAudibleも併用して読みたい)何かオススメあったら教えて下さい。

初めてのKindle&Audible読書でした!

Audible版は普通に買うと高いけど、毎月1500円のサブスリプションに入ると毎月一冊追加金額なしに買えます。


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