20191231 New Years Party with The Turbans @Ash

ゴアに到着した翌朝、イラン系イギリス人の友人Oshanに連絡すると、彼は当然ゴアにいて、その晩に行われる彼のバンドThe TurbansのNew Year Partyに誘われた。場所はアランボルにあるビーチバーAsh。
チェンナイに到着した翌朝にアキラジーに連絡して、その一時間後に彼と再会して、情報交換が出来るのと同じ。世界中持つべきものは友だねえ。
大晦日の夜9時半、RockpoolでイケイケのEDM系パーティーが始まっている宿からタクシーでアランボルへと向かう。細い道は各地域で行われるNew Year Partyに向かう若者で激混み。40分かけてGoogle Map上のポイントに到着。運転手のナニさんにはビーチ近くの駐車場で四時間待ってもらい、そこからは街灯などない砂の道を進む。
Ashに入ると、中にはゴザが敷かれ、西洋人のバックパッカー旅行者ばかり。小さな子供を連れた夫婦も目立つ。W GoaのビカビカのEDMや昔ながらのサイケ・トランスになじめない旅行者が集まっているのだ。
11時に前座のコメディアンMr.Bananaの手品軽業コントが始まり、その劇伴を友人のOshanとMaxが行い、パーティーのスタート。そのままメンバーがステージに上がりThe Turbansのライヴスタート。Oshanがアコギ、Maxがエレクトロウード、Olliがクラリネット、ベースとドラムス、そしてエレキギターは一月前にイスラエルで出会った女性ギタリストのTal Sandmanだった。あれ、世界は狭いねえ!
彼らの音楽は「Music from Manywhere!」。クレズマーと東欧ジプシー音楽、中東音楽を足した生演奏グルーヴで会場は一曲目から盛り上がる。二曲目にはインド人のオヤジさん歌手が登場し、ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンの歌を彼らの演奏に乗せ、古典声楽の即興をたっぷり入れ、これまた盛り上がる。ウードのMaxとクラリネットのOlliの即興演奏対決や、Oshanがお客に歌わせたり、前回観た時と同じく、お客さんを取り込む趣向がイイ。
新年のカウントダウンに続いて、マリーゴールドの花をたっぷり投げ合い、新年を祝う。
二時間の演奏の後にアンコールでは、北インド古典声楽のドゥルパドをダーガル家で学んだ若い女性歌手が登場し、ドゥルパドの即興をクレズマー的なダンス曲にかぶせ、インドならではのフュージョンがたっぷり楽しめた。
午前1時半、タクシーの駐車場まで迷いながらもたどり着き、午前2時すぎに宿に帰着。Rockpoolから四つ打ちが遠く聞こえてくるが、宿も全体に静まりかえっている。良い年明けだ。


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