今頃ですがサラームが選ぶ平成のワールドミュージックベストほぼ100

現在、令和元年12月29日。

もう半年以上も前の話だけど、平成の総括ということで(もしくはCDまたはアルバム時代の終焉ということで……)「ジャンル別ライター何十人が選んだ平成時代のベストアルバム100」という雑誌企画に幾度か誘われた。たまたま忙しくて(ご存知のとおり、僕は春から秋にかけては出稼ぎ季節労働者みたいなものなので、依頼原稿を書いている時間がほとんどないんですよ)、その度にお断りしてしまった。

令和元年も終わりに近づき、今更「平成の云々」なんて誰も言わなくなったけど、実は僕も半年前に自分なりの「平成のワールドミュージックベストほぼ100」を選んでいたので、令和2年の始まる前に自分のサイトで発表しまーす!

平成という年号の響きは最初から大嫌いだった。しかし、現在52歳の僕は平成の30年を通じて音楽業界で働き続けたわけだなあ。そしてワールドミュージックというジャンルも平成と見事に重なってる。なので、平成の年に沿っておすすめの作品を挙げていくことにします。

ちなみに僕が今はなき西武セゾン系のレコード店WAVEに就職したのは1990年=平成2年。そして、フリーのライターになったのは2000年=平成12年。その前後から、自分の好きなジャンル、掘るべきジャンルが中東音楽〜南アジア音楽だとやっとわかってきた。しかし、日本にいても、そんなニッチなジャンルについて誰も教えてくれないので、自分で現地に行ってアーティストたちから直接話を聞くことで穴を埋めていくことにした。

それから、NHK-FM音楽遊覧飛行を始めたのが2012年=平成24年。その辺りから現在まで、並んでいる名前は取材を通じて付き合いが生じた友人ばかりになっています、ハハハ。

そして、このリストを元にSpotifyで新たにプレイリストを作ろうとしたのですが、平成の前半は僕でなくとも選ぶだろう優等生的なセレクションで面白くないのと、後半は逆に僕のNHKとJ-WAVEの番組とまるで同じ内容になってしまうので止めましたww。興味をもたれた方は、僕のラジオ番組を聴いていただくか、それぞれご自身で検索下さい。

ちなみに太字は僕の人生に特に大きな刺激を与えてくれた作品です。

そして、僕が選んでいるので中東や南アジアが中心で、ラテンやヨーロッパ、アフリカ音楽はほとんどありませんのであしからず。

1986年=昭和61年

Le Mystère des Voix Bulgares

1988年=昭和63年

3 Mustaphas 3 / Shopping

Salif Keita / Solo

Cheb Khaled, Safy Boutella / Kuché

Youssu N’Dour / Immigrés

1989年=平成元年

Dick Lee / The Mad Chinaman

Enya / Watermark

細野晴臣 / Omni Sight Seeing

Les Negress Vertes / Mlah

Nusrat Fateh Ali Khan / 法悦のカッワーリー Vol.2

ここまでは僕は大学生。したがって雑誌や評論家やレコード店など他人が勧めるものを聞いていた。

1990年=平成2年

レコード店WAVEで働き出した。サラームの業界人生活スタートww。

Nusrat Fateh Ali Khan / Mustt Mustt

Madredeus / Existir

1991年=平成3年

Les Nouvelles Polyphonies Corses & Hector Zazou

Mickey Hart / Planet Drum

1992年=平成4年

Ali Hasan Cuban / Walk Like A Nubian

Laraaji / Flow Goes the Universe

1993年=平成5年

Hassan Hakmoun / Trance

Bjork / Debut

Transglobal Underground / Dream of 100 Nations

Baka Beyond / Spirit of the Forest

1994年=平成6年

Taraf de Haidouks / Honourable Brigands, Magic Horses and Evil Eye

Ali Farka Toure with Ry Cooder / Talking Timbuktu

Hector Zazou / Songs from the Cold Seas

1995年=平成7年

Natacha Atlas / Diaspora

Goran Bregovic / O.S.T. Underground

Cesaria Evora / Cesaria

1996年=平成8年

96年から98年4月までは音楽業界を離れ、バックパック旅行をしていた。

Amr Diab / Nour El Ein

1997年=平成9年

Daft Punk / Musique Vol.1

A.R.Rahman / Vande Mataram

Tarkan / Şımarık

1998年=平成10年

A.R.Rahman / O.S.T. Dil Se…

Talvin Singh / OK

Rachid Taha / Diwan

1999年=平成11年

Khaled, Rachid Taha, Faudel / 1,2,3 Soleil

Nitin Sawhney / Beyond the Skin

2000年=平成12年

会社員生活を辞め、フリーランスの音楽ライターになりました。そして、音楽を求めてインドに通い始めました。

Lama Gyurme, Jean-Philippe Rykiel / Rain of Blessings, Vajra Chants

Jatin-Lalit / O.S.T. Kabhi Khushi Kabhie Ghum

2001年=平成13年

Tarkan / Karma

安東ウメ子 / イフンケ

Tony Gatlif / O.S.T. Vengo

2002年=平成14年

Mercan Dede Secret Tribe / Nar

Tabla Beat Science / Live in San Francisco at Stern Glove

Ojos De Brujo / Bari

Musafir /Barsaat

2003年=平成15年

音楽ライターとして初めての著作本を出しました。

BaBa ZuLa / PsycheBelly Dance Music

Terry Hall & Mushtaq / The Hour Of Two Lights

Karsh Kale / Liberation

Panjabi MC / The Album

Shankar Ehsaan Loy / O.S.T. Kal Ho Naa Ho

2004年=平成16年

Konono No.1 / Congotronics

OMFO / Trans Balkan Express

Rachid Taha / Tekitoi

2005年=平成17年

V.A. / O.S.T. Crossing the Bridge ~ Istanbul Hatirasi

Cheb-i Sabbah / La Kahena

Ali Farka Toure & Toumani Diabate / In the Heart of the Moon

Balkan Beat Box / Balkan Beat Box

2006年=平成18年

Charlotte Gainsbourg / 5.55

Mercan Dede / Breath

2007年=平成19年

Vishal-Shekhar / O.S.T. Om Shanti Om


Shantel / Disko Partizani

Tinariwen / Aman Iman: Water Is Life

M.I.A. / Kala

2008年=平成20年

リーマンショックで雑誌が消え始め、僕の仕事も原稿執筆から、ラジオや講義へとシフトし始めました。

宮古の神歌


Kasai Allstars / Congotronics 3

2009年=平成21年

A.R. Rahman / O.S.T. Slummdog Millionaire

Omar Souleyman / Dabke 2020

2010年=平成22年

Sachal Studios Orchestra / Sachal Jazz

Oki Dub Ainu Band / Sakhalin Rock

Boom Pam / Alakazam

2011年=平成23年

取材先のエジプト・カイロでエジプト革命に遭遇し、帰国して一月後には東日本大震災。その後、半年ほどは音楽業界が自粛となり、収入が激減した年に。

Amir Eid, Hani Adel / Saut El Horeya

久保田麻琴プロデュース 「ぞめき弐、参、四」

http://www.ahora-tyo.com/html/zomeki/

Avishai Cohen / Seven Seas

2012年=平成24年

Dudu Tassa & The Kuwetis

Zeid & The Wings / Aasfer

2013年=平成25年

The Idan Raichel Project / Quarter to Six

Yasmine Hamdan / Ya Nass

Tigran Hamasyan / Shadow Theater

2014年=平成26年

Gustavo Santaolalla / Camino

Boom Pam / Manara & Summer Singles

2015年=平成27年

A-WA / Habib Galbi

Rhye / Woman

2016年=平成28年

Acid Arab / Musique De France

Gaye Su Akyol / Hologram imparatorlugu

2017年=平成29年

Johann Johannsson / O.S.T. Arrival

Shai Maestro / The Stone Skippers

Tigran Hamasyan / An Ancient Observer

民謡クルセイダーズ / エコーズ・オブ・ジャパン

2018年=平成30年

Islandman / Rest in Space

Sanjay Leela Bhansari / O.S.T. Padmaavat

Sofiane Saidi & Mazalda / El Ndjoum

Khruangbin / Con Todo El Mundo

Catrin Finch & Seckou Keita / SOAR

2019年=平成31年

V.A. / O.S.T. Gully Boy

Altin Gun / Gece

2020年(令和2年)5月20日追記:3月に西アフリカに初出張してきた今なら、Fela KutiやToumani Diabateなどアフリカ音楽を足したくなりますねえ。